年間腹腔鏡下手術・ロボット支援下手術件数の推移

図3は、年間腹腔鏡/ロボット手術件数の推移です。2006年の段階では27件でしたが、その後積極的に腹腔鏡手術を導入しております。
2020年はロボット手術を導入し、2022年では腹腔鏡手術が142件、ロボット手術が47件になります。

大腸癌手術に対しても、腹腔鏡/ロボット手術の導入に力を入れております。図4は、大腸癌における年間腹腔鏡/ロボット手術率の推移です。2022年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて77%を占め、うちロボット手術が27%でした。

癌の進行度別にみますと、早期癌では早くから腹腔鏡手術を取り入れ、最近は安定した手技となっており、2022年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて87%を占め、うちロボット手術が39%でした(図5)。また進行癌でも腹腔鏡/ロボット手術の割合が多く、2022年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて79%に到達し、うちロボット手術が21%でした(図6)。

癌の部位別でみますと、直腸癌では2022年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて89%に達しており、うちロボット手術が63%でした(図7)。結腸癌でも70%が腹腔鏡手術で行っており、2022年からロボット支援下結腸悪性腫瘍手術も開始しております(図8)。

年間腹腔鏡手術件数の推移
大腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移
早期癌における年間腹腔鏡手術率の推移
進行癌における年間腹腔鏡手術率の推移
直腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移
結腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移