センター長挨拶
帝京大学医学部外科学講座下部消化管外科 教授
IBDセンター長 橋口陽二郎
このたび,帝京大学医学部附属病院の消化器内科と下部消化管外科が協力してIBDセンターを立ち上げることとなりました.
日本のIBD患者数は急増し,治療の選択肢も増えています。しかし、IBDは難治性疾患に指定されており,診断に迷う症例,治療選択が困難な症例,治療が効かない症例は珍しくありません.専門性が高く長い経過をたどる本疾患の場合、適切な治療を行うには最新の知識と豊富な治療経験が必要です。そのため、IBD患者に迅速かつ適切に対応できる施設が少ない現状があります.
当院は最先端の内視鏡検査、腹腔鏡手術等を行っており、IBDに関する研究成果も報告してきました。すべてのIBD患者さんに対して,内科的治療はもちろん,外科的治療においても高いレベルの治療を心がけて実践しております.さらに大学病院として外来点滴室、総合周産期母子医療センター、メンタルヘルス科などを備えており、全人的なサポータ体制が整っております。
またスタッフは明るい性格の先生が多く、「明るいIBDセンター」をモットーに診療に努めたいと思っております。私達、帝京大学IBDセンターが患者さんの生活向上にお役に立てましたら幸いです.