年間手術件数の推移

年間手術件数の推移

図1は、2006年以降の下部消化管外科における総手術数の推移です。徐々に増加しており、2019年は349件を数えました。
2020年はコロナウイルスが流行しましたが,326件と例年と変わらない手術数でした。

図2は、大腸癌に限った手術数の推移です。
2020年は210件と例年と変わりありません。

年間手術件数の推移

大腸癌の手術件数の推移

年間腹腔鏡/ロボット手術件数、手術率の推移

図3は、年間腹腔鏡/ロボット手術件数の推移です。2006年の段階では27件でしたが、その後積極的に腹腔鏡手術を導入しております。
2020年はロボット手術を導入し腹腔鏡手術が161件、ロボット手術が18件、合計179件になります。

大腸癌手術に対しても、腹腔鏡手術の導入に力を入れております。図4は、大腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移です。2006年の段階では大腸癌手術に占める腹腔鏡手術の割合は14%でしたが、2020年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて72%を占め、うちロボット手術が10%でした。

癌の進行度別にみますと、早期癌では早くから腹腔鏡手術を取り入れ、最近は安定した手技となっており、2020年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて90%を占め、うちロボット手術が20%でした(図5)。また進行癌でも腹腔鏡手術の割合が多く、2006年には6%でしたが、2020年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて68%に到達し、うちロボット手術が9%でした(図6)。
最近は高度進行癌症例の依頼も多いため、開腹手術がやや増えております。

癌の部位別でみますと、直腸癌では腹腔鏡手術の割合は2006年に5%でしたが、2020年には腹腔鏡/ロボット手術あわせて82%に達しており、うちロボット手術が25%でした(図7)。結腸癌でも66%が腹腔鏡手術で行っております(図8)。結腸癌は直腸癌に比べて他臓器浸潤などの高度進行癌が多いため、開腹手術の割合が直腸癌よりも高くなっています。
また結腸癌はロボット手術の適応ではないため、ロボット手術症例はありません。

年間腹腔鏡手術件数の推移

大腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移

早期癌における年間腹腔鏡手術率の推移

進行癌における年間腹腔鏡手術率の推移

直腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移

結腸癌における年間腹腔鏡手術率の推移