緊急手術実績
帝京大学下部消化管外科における2022年の緊急手術は53症例であり、昨年(N=57)比、92%と微減であった (図1)。
昨年より帝京大学外科にACS (acute care surgery) 部門が設置され、ACS部門で対応している症例があるためと考えられる。
内訳は図2の通りであり、癌以外による消化管穿孔が12症例(23%)、急性虫垂炎が11症例(21%)、癌による狭窄・穿孔などが8例(15%)であった。
腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術率の上昇により、術後腸閉塞症例や手術創に関連する合併症が減少している。
緊急手術においても近年では腹腔鏡下手術を積極的に行っている。