参加している臨床試験
大腸癌や炎症性腸疾患の治療は日進月歩で進歩していますが、治療が難しい場合も少なくありません。そのような病気に対して、医師の「勘や経験」に頼らず科学的に有効な治療が行えるようになるために、専門施設からの治療データを集めて治療法を検証する臨床試験が世界中でたくさん行われています。
当科も大腸の専門施設として数多くの臨床試験に参加し、より良い治療の確立と医学の進歩に貢献しています。
尚、臨床試験はすべて帝京大学の倫理委員会の承認を得た後、患者さんへの説明と文書による同意取得のうえで行っております。
① 大腸癌の術前補助化学(放射線)療法に関する臨床試験
- JACCRO CC-04(SHOGUN)試験、SAMRAI-1試験、SAMRAI-2試験 以上、登録終了
- 高度進行大腸癌に対する術前補助化学療法の臨床的有用性に関する研究 登録終了
② 大腸癌の術後補助化学療法に関する臨床試験
- B-CAST試験、JFMC37試験、JFMC41(JOIN)試験、ACTS CC-02試験、JFMC47試験、JFMC46試験 以上、登録終了
③ 大腸癌の肝転移治療に関する臨床試験
- TRICC0808試験、EXPERT試験、NEXTO試験 以上、登録終了
④ 進行再発大腸癌の化学療法に関する臨床試験
- CORAL試験、PaFF-J試験、QUACK試験、AXEPT試験、PARADIGM試験、JACCRO CC-09試験、切除不能・再発大腸癌に対するregorafinib escalation療法、E-rechallenge、TRUSTY試験 以上、登録終了
⑤ 大腸癌の腹腔鏡手術に関する臨床試験
- 大腸癌に対するアクセスポート減少腹腔鏡下手術の有効性・安全性の検討 登録終了
⑥ 大腸癌研究会関連の臨床試験
- 結腸癌の至適腸管切離長に関する前向き研究、肛門近傍の下部直腸癌に対する腹腔鏡下手術の前向き第Ⅱ相試験、MRI診断能に関する研究 登録終了
- 大腸癌治癒切除術施行症例における術中腹腔洗浄細胞診の有用性に関する多施設共同前向き研究、肛門管癌の病態解明とStagingに関する研究 登録終了
⑦ その他の臨床試験
- 55遺伝子発現プロファイリングを用いた新規サブタイプ分類とRASファミリー遺伝子変異によるStageⅡおよびStageⅢ大腸癌の再発予測に関する研究 登録終了
- 5-アミノレブリン酸を用いた簡易的がんリスク評価法の検討試験 登録終了
- 大腸がん患者に対する化学療法の効果と脂質分子種のプロファイリングに関する解析 現在登録中
⑧ 過去のデータを用いて行う研究
(クリックすると情報を見ることができます。)