‘ニュース & トピックス’ カテゴリーのアーカイブ

日経実力病院調査2013年版に掲載されました

2013 年 6 月 28 日 金曜日

日経MOOKの「日経実力病院調査」2013年版の疾患別実力病院「③大腸癌」に帝京大病
院が掲載されました。
また「ザ・リーダーズ」の項に橋口教授が掲載されています。

第1回大学院医学研究科入試説明会(7/20)のお知らせ

2013 年 6 月 21 日 金曜日

大学院医学研究科入試説明会を開催いたします(対象:研修医、大学院入学希望者)

7月20日(土)14:00~17:00(予定)
帝京大学医学部附属病院 6階レストラン(予定)

奮ってご参加ください。

本件に関するお問い合わせ
板橋キャンパス事務部教務課
医学部大学院
渡邉・佐藤(#42122)
03-3964-3294 
gakui@med.teikyo-u.ac.jp

帝京大学外科説明会(7/19)のお知らせ

2013 年 6 月 17 日 月曜日

帝京大学外科説明会を開催いたします(対象:医学部学生、研修医)

7月19日(金)17:00~18:30
帝京大学医学部附属病院 12階 会議室3,4にて

説明会内容
1.キャリアパス
2.生活環境
3.質疑応答、個別面談随時
*説明会終了後、懇親会があります。

奮ってご参加ください。

本件に関するお問い合わせ
帝京大学医学部外科 医局長 野澤慶次郎
03-3964-1231

6月21日(金) 城北下部消化管懇話会 開催のお知らせ

2013 年 6 月 12 日 水曜日

6月21日(金) 城北下部消化管懇話会を開催します。
当科と連携病院・連携クリニックの先生方との研究会です。(医師対象)

【日 時】
2013年 6月21日(金) 19:30~21:00

【場 所】
ホテルメトロポリタン池袋 3階『カシオペア』
東京都豊島区西池袋1-6-1
TEL 03-3980-1111(代表)

消化器を専門にしようと考えている若いドクターへ

2013 年 5 月 21 日 火曜日

消化器を専門にしようと考えている若いドクターへ.

【肛門を診察しよう】

 将来,消化器内科に進むことを考えている若い先生達は,

肛門の診察は外科に任せれば良いと思っていませんか.

外科が診るから,自分たち消化器内科は肛門を診なくていい,と考えていませんか.

そうであれば,是非考え直して下さい.

もし外来で「のどが痛い」という患者さんが来たら,どうされますか(図1).

 

皆さん,舌圧子を用いてのどをみる,ということをされていると思います.
まず,『目でみる』が基本です.

 

では,外来で「肛門が痛い」という患者さんが来たら,どうされますか(図2).

 

肛門をみないで外科にまわしますか?

すぐに外科医がみてくれればいいですが,数日後となれば,

それまでの間,患者さんは不安ですね.

「のどが痛い」という患者さんと同じです.

まず,『目でみる』が基本です.すなわち,肛門をみてあげることです.

 

肛門も大事な消化器の一部です.

この病変はどうでしょう(図3).

高分化扁平上皮癌です.

この病変は外側にできていますので,直接肛門をみることで,診断ができます.

内視鏡で直腸の中だけみていても見つかりません.

では,これはどうでしょうか(図4).

 

外からみると,白い部分がはっきりと明確にわかりますが,

内視鏡検査ではよくわかりません.反転しても見えません.

この白い部分を切除したところ,Bowen病でした.

このように,内視鏡検査では見つけることが困難な肛門病変がある,

ということをおわかり頂けたと思います.

内視鏡検査を予約する前に,まずは肛門診です.

20年以上外科医をやって,たくさんの肛門を診察してきた私達でさえ,

診断に悩む肛門病変があります.

奥の深い分野です.日々勉強です.

でも,日頃から肛門の診察をやっていなければ,いつまでも何もわからないままです.

肛門の診察は,外来で簡単にできます.

診察して,判断が難しい場合は,遠慮なく外科医に相談するなり,紹介すればいいことです.

大切なことは,まず自分で診察することです.

千里の道も一歩から. 始めてみて下さい.

松田

 

板橋区大学公開講座[大腸がんの最新の診断と治療 5/25]のお知らせ

2013 年 5 月 17 日 金曜日

板橋区大学公開講座として
帝京大学医学部公開講座の第1回の講演を担当いたします。

演 者:橋口陽二郎(下部消化管外科教授)
テーマ:【家庭の医学:大腸がんの最新の診断と治療】
日 時:平成25年5月25日(土)
    15時~16時30分
場 所:帝京大学板橋キャンパス 本部棟2階 臨床大講堂(帝京大学医学部附属病院に隣接)

大腸癌に対する腹腔鏡下手術、抗癌剤、大腸内視鏡検査、
CTコロノグラフィーなどについて
動画をふんだんに使ってわかりやすく解説いたします。
奮ってご参加ください。

問い合わせ
板橋区公式ホームページ、大学公開講座・生涯学習講座ご案内
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/002/002047.html#

手術支援ロボット[da vinci]とは?

2013 年 5 月 14 日 火曜日

手術支援ロボット[da vinci]とは?

近年、医療技術の進歩は目覚しく、開腹手術から腹腔鏡手術の時代へ、そして近年はロボット手術の時代が近づいきております。ロボット手術とは何かといいますと、「da Vinci」・「da Vinci S」などの米国のIntuitive Surgical社が製造する医療用ロボットを用いて手術することをさします。

医療用ロボットというとロボットが勝手に手術をする印象を与えますが、実際は術者がレバーを操作することによりロボットを動かして手術を行います。具体的に医療用ロボットを使うメリットとしては、内視鏡により得られた画像を10倍に拡大してディスプレーに表示できる。遠近感のある3次元画像が得られ解剖がわかりやすい。内視鏡下手術(これは腹腔鏡とかわりありません。)なので開腹手術に比べますと患者の体への負担が小さい。遠近感のある3次元画像が得られる。細かな手術操作(いろんな角度から)ができるなどがあげられます。

Da vinci・Da vinci Sは日本では約40台導入されています。世界と比較しますと全機種合わせて既に約2000台が売れておりその半数はアメリカで導入されております。世界的にみてもやや遅れをとっています。現在日本では、根治的前立腺全摘除術での使用のみ先進医療として承認を受けており、残念ながら大腸の手術では保険適応外となっています。当院には既にda Vinciが設置されており、今後保険適応になることを期待しています。

端山
一問一答はこちら

 

大腸の手術を行う前に

2013 年 5 月 6 日 月曜日

大腸の手術を行う前に、前処置というものを行っていることはご存知でしょうか?

今回は前処置について解説します。

①除毛
以前はカミソリを用いて剃毛が行われていましたが、カミソリを使用すると、皮膚に細かい傷ができて、術後の創感染の危険性が増えるため、最近は、体毛が手術の邪魔になる場合のみ、脱毛剤もしくは手術用クリッパーでの除毛を行います。

②腸管内清掃
結腸内の細菌数は消化管の中で特に多いため、この処置は手術を行ううえでとても重要です。

腸管内清掃法には、経口腸管洗浄薬、緩下剤、浣腸、低残渣食などによる機械的なものと、予防的に抗生剤投与を行う科学的なものがあります。

後者は、耐性菌の出現などの可能性を考慮して、最近は行われなくなってきました。

このように、手術の前処置だけを考えても、昔と今とでは大分変わってきていて、医療は日々進歩していることを実感します。

臨床助手

 

その出血、大丈夫?

2013 年 4 月 18 日 木曜日

寒い日々が続きますね。痔持ちの人には辛い季節です。
寒空の下2時間も自転車に乗っていればてきめんにお尻が痛くなります。

そしてトイレで紙に血がつくこともしばしば…。そんなあなたにはパッド付きのインナーパンツを履いたり、温かい風呂でゆっくり入浴するのがおすすめです。

しかしながら便の出血の中にはしばしば見過ごせないものが混じっています。

肛門からの出血の多くはいわゆる「痔」であり、すぐに処置を必要とするものではありませんが、腸からの出血はポリープや癌からの出血であることが多く、便に混じる微量の血液を検出する検査を大腸癌の検診として行う程です。

これを痔と勘違いしてしまうと癌などの発見が遅れ、厄介な事になってしまう場合があります。また、痔の人は大腸がんの検診をすると当然陽性と出てしまうわけですが、だからといって放置してしまうとこれも厄介な事態を招く場合かあります。

排便時の出血の気になる人、便潜血検査で陽性の出た人は一度は大腸検査を受けることをおすすめします。

臨床助手

 

松井秀喜選手、お疲れ様でした。

2013 年 4 月 17 日 水曜日

松井秀喜選手、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

また、国民栄誉賞の受賞、おめでとうございます。

92年のドラフト会議で長島監督に引かれてから読売巨人軍の4番打者の重圧に耐え、結果を出してきました。ニューヨークでは、主力打者として骨折や膝の故障を抱えながら09年のワールドシリーズではMVPに輝くほどの素晴らしい結果を出しました。そして選手としての美学を貫き通した最後を飾った。心から賞賛と感謝の気持ちで一杯です。

私も見習いたいと思います。人から感謝される優秀な外科医となることを目標に日々努力を重ねて頑張っていこうと改めて心に誓いました。

我々の帝京大学下部消化管外科教室では、大腸・肛門の専門医、指導医が多数存在し、我が国の下部消化管疾患の診断と治療をリードしていると自負しています。当教室は、高い専門性を有し、外科学会,大腸肛門病学会,内視鏡学会,消化器病、消化器外科学会などの専門医、指導医よりが直接指導・教育しております。特に下部消化管に関わる緊急処置を有する良性症例から進行した悪性疾患までの多岐にわたる豊富な症例を有しており、検査、手術から再発予防の化学療法、再発治療の化学療法、緩和医療に至るまで一貫した診療体制をとっています。質の高い医療の習得と一般外科に必要な修練を行うことによる長期的なキャリアデザインに基づいた柔軟な研修プログラムコースを構築しています。

帝京大学病院大腸外科教室では、皆様方の入局を心からお待ちしております。

野澤
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